2月3日は節分……豆撒き……『鬼は外』の声……
古来『鬼』と呼ばれる存在は人間社会に受容れられなかった人々だ、と云う説も有る。
だとしたら中には自ら人間社会に背を向けた『鬼』も居たと考える。
普通の人間とは異なる存在故に。
鬼が登場する童話で心に残る話がある。
『泣いた赤鬼』と云う童話だが御存知だろうか?
桃太郎や一寸法師に登場する鬼と異なる「心優しい鬼」が子供心に印象的だった。
今でも『上海哀儚』を始め、人の心を持った『鬼』、若しくは、かつて人間だった『鬼』が
登場する物語が好きなのは『泣いた赤鬼』の影響かも知れない。
『BLOOD』の主人公で有る音無小夜も『鬼』に他ならないし。
若しかしたら、周囲の子供達と馴染めなかった自分自身を『鬼』に擬えていたのだろうか?
★GRD(コラージュでは無い)
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