「プロとアマの違い」と云うテーマの記事を読んで、自分なりに考えてみた。
が、言いたい事は他のブロガーが記述している事に気付いた。
これで終ると石礫を投げられる可能性が高いので(苦笑)自分自身の事を書いてみよう。
エキサイトのネームカードには「ボランティアの写真家」と自己紹介している。
写真が生業では無いので、その点では間違い無く「アマチュア」だが、写真を始めて間も無い頃
(AE-1+Pを買って3ヶ月程経過した頃か?)
知合いの人に「写真が趣味なんだ。ならば、手伝って欲しい事が有るんだけど」と言われた。
内容を聞くと「行事の流れに沿って記録としての写真を撮影して欲しい」との事。
何も知らないのに“二つ返事”で引受けた訳だが、コレが向いていたんだねぇ~、私には。
あれから二十数年の年月が経過したが、今でも年に数回は依頼された撮影を継続している。
でも「撮れませんでした」と云う台詞を口にする経験が無かった事が継続の最大の理由かもね(笑)
他に人が居ない訳では無いのだが、依頼する方は「作品」を望んでいる訳では無く、
初めて見る人でも行事の流れが判る「記録」を望んでいる事を理解出来ない人が多い。
私の場合、超が付く初心者だったので、変な「作風」に染まっていなかった事が幸いした訳だ。
でも、過酷でしたよ。
撮影場所は決められちゃうし、しかもベストポジションとは言い難いし、身動きは出来ないし、
写しちゃ駄目なモノはあるし、フィルムの本数も制限されているのでミスショットは出来ないし、
撮影が終ったら虚脱状態になる程の集中力を要求されるし。
(瞬きもせずにシャッターチャンスを待つ行為は、殆ど狙撃兵に近いモノが有ると自負している)
第一、行事の流れを撮る為に写真を始めた訳では無かったし。
しかも、本業が他に有る訳だから報酬は無く、フィルム等の消耗品を実費精算するだけ。
そんな訳で「ボランティアの写真家」と自称している(笑)
でもね、面白かったんですよ、「記録としての撮影」も。
だから、依頼されたら断らなかったし、今でも断らない。
しかし、この制約だらけの撮影で鍛えられたからこそ、今の写風が在る、と思う。
「無駄になる知識・経験は無い」と云う事か。
★リハーサル風景、GRD、CReCo済み
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「CReCo=CREative COntrol(クリコ)」とはプロ写真家横木安良夫さんとフォトブロガーhanaさんの造語