横木安良夫さんは永年第一線で活躍する著名な写真家だ。
(カラー専用とモノクロ専用の二台GRDユーザでも有る)
例え名前を知らなくても、横木さんが撮影した広告を見た事の無い人は少ないと思う。
その横木さんが独立する迄の作品を纏めた
「あの日の彼、あの日の彼女」teach your children 1967-1975が
12月1日から
渋谷パルコPart1 B1 ロゴスギャラリーで先行発売される。
(写真集に合せて
写真展「Teach Your Children 1967-1975」もスタート)
しかし、出版に至る路は平坦では無いとの事。
横木さんのキャリアを多少なりとも知っていれば「本当か?」思う程だ。
詳細な経緯や事情は
横木さんのブログに記述されている。
初日(12月1日)は午後半休を取得して大手町からロゴスギャラリーへ直行。
写真展会場で予約した写真集を受取り、12月4日のトークショーの整理券をGET。
(今年1月の写真展で見てから写真集として刊行される事を待っていた)
4日のトークショーはチョートクさんがゲストなので、今から楽しみだ(笑)
尚、一旦渋谷を離れるが夕刻迄には戻って18時からのオープニングに参加する予定。
下戸だが、この日は最低でも二次会迄は付いて行きたい。
(無かったりして……)
個人的な独断と偏見だが「団塊の世代」をターゲットに売れば良いと思えるのだが、如何だろう?
横木さんが始めた“Distance to the Horizon”
簡単な様で難しい……
★近所、GRD、CReCo済み

★丸の内、GRD、CReCo済み
「CReCo=CREative COntrol(クリコ)」とはプロ写真家横木安良夫さんとフォトブロガーhanaさんの造語
この写真集は、1967年、昭和42年、18歳、僕が大学に入り写真を学びはじめてから、
アシスタントを経て独立した1975年(昭和50年)26歳までに撮った写真で構成されています。
この時代、日本は高度成長期、いわゆる団塊の世代の青春時代にあたるわけですが、
ビートルズ、学園紛争、モータリゼーション、万博、アンアン、ノンノンの創刊、歩行者天国、そしてオイルショック等々、
激動の時代でもありました。
遠い未来は今のように暗闇ではありませんでしたが、若い人間にとっては、やはり鬱屈した時代でもありました。
そんな時代に、ひとりの若い男がカメラを持って未知の世界と遭遇したときの写真です。
この写真群は、今年の春、東京と京都で、写真展として発表したものです。
写真集にすることをすすめられ、奔走してやっと出版できることになりました。
今の時代、アートの写真集は、とても出版が難しい時代です。そのため多くの方々のお力をお借りしました。
なかでも、ショートストーリーを、直木賞作家である 角田光代さんに書いてもらい、彼女のつけたタイトルから
この写真集のタイトルをいただいてしまいました。彼女の文章を、写真を見てから読むとじんときます。
そして、帯のコメントを、今一番のっている、リリー・フランキーさんにいただきました。
なんとも贅沢なことでしょう。
さて、写真集は、12月上旬発売になりますが、12月1日から写真展会場で先行発売いたします。
デジタル時代になって写真家は、今まで以上に発言をしていかなければならない時代になりました。
写真さえ撮っていればいい時代ではありません。価値が多様化し、写真家は写真家のことばが必要なのです。
不思議なことに、この数年、僕は多くの写真家の友人ができました。これまでだったら考えられないことです。
ようやく、日本でも、報道とか、グラビアとか、ファッションとか、コマーシャルとか、頭に冠がつかなくても、
多くの人たちに写真家は何をしているのか分ってもらえる時代になってきたのだと思います。
どうぞ、あまり見たことのない写真集だと思います。是非、ご覧ください。